‘創業’ タグ
尼崎商工会議所サムライ研究会会長
平成27年4月21日尼崎商工会議所にて
尼崎商工会議所サムライ研究会の定時総会が開催されました
総会が約30分、その後
苅田建設工業株式会社代表取締役苅田孝太郎様による基調講演の後
同会場にて懇親会が開催されました
苅田社長のお話しは、どのような経緯で会社を大きくし
どのような交流会に出て、どのような影響を受けたか
経営を行うにあたって必要となる事業計画や財務諸表は
経営者として、どのようなところを読み取り
書面として落とし込んでいくのか、また、このようなスキルは
どこで、どのようにして身に着けたのか
というようなお話しを、わかりやすくお話しいただきました
我々士業も、個人事業者であったり
法人の代表者であったりしますので、通じるところも
多かったのではないかと思います
で!
肝心の?総会では、毎年役員改選がございます
尼崎商工会議所サムライ研究会では、理事2期2年
副会長2期2年務めさせていただきましたが
今期は、会長を務めさせていただくこととなりました
前期までは、理事や副会長としてサポートさせていただきましたが
今期は会長として、会員の皆様や執行部の皆様にお力をお借りしつつ
執行部として、会員の皆様にとって楽しい、有意義な企画と
会議所関連団体様との連携事業も継続、発展できるよう尽力したいと思います^^
因みに昨年度は
1.会員対象のセミナープレゼン大会
サムライ研究会と尼崎商工会議所W主催セミナー
2.年2回程度の公開例会
サムライ研究会と尼崎商工会議所共催の全会員オープンセミナー
3.毎月の公開例会(2月度を除く)
4.専門家派遣事業
尼崎商工会議所に寄せられた経営相談に対して
研究会メンバーを派遣
5.その他、尼崎産業フェアや他商工会議所との合同例会に
尼崎商工会議所サムライ研究会として参画
以上のような取り組みを行ってまいりました
今年度も、皆様のご要望などを伺いつつ
よりよい会になればと思います
サムライ研究会のWEBページは下記の通りです
入会申し込み等も出来るようですので
ご希望の方はクリックしてご参加くださいませ^^
私紹介とお書きいただいても、なにもなくともOKですので
お気軽にご参加ください
定款と今後の事業戦略
株式会社等の形態で起業をされてらっしゃる方や
資格業の先生方はよくご存知かもしれませんが
イザ!起業!!というときに個人ではなく
法人の形態で事業を始められる際には
その会社の事業目的や組織形態などを定めた定款を作成します
定款の雛形は、定型的なものが多いですから
会社を始めるときにもオーソドックスな定款にされる方も
多くいらっしゃるかもしれません
定款には
絶対記載しなければならない事項(絶対的記載事項)と
決めるかどうか自分で選択できる事項(相対的記載事項)
があります
定款の決め事を自分で決めて、企業活動の形態を
自由に定めることができることを「定款自治」といいます
絶対記載しなければならない事項は
必ず記載しないといけないのですが
決めるかどうか自分で選択できる事項については
自主的に定めて自分の企業活動に
ふさわしい定款にすることができるのです
また最近では、定款の冒頭に企業理念なども
盛り込んだ定款も見かけられることもあります
起業時の思いを見える化して形にすることはいいことですし
金融機関などに提示する際にも
他社との差別化となる可能性もあります
また、定款は、設立のときに作ってあまり見ない
…という方もおられるかもしれませんが
起業するときの事業についての理想や理念などを
盛り込んでおけば、後日、ふとしたときに目にすることによって
自分の思い描く事業のあり方を見つけるヒントになったり
新規事業計画を検討する際のヒントに繋がったりするかもしれません
このように、定款!…といってもさまざまな戦略を
盛り込むことが出来ますので
100社あれば100通りの定款が存在します
戦略的な定款のご作成や
会社・法人等定款等各種書類作成、登記などのご相談は
お気軽に弊事務所までご連絡くださいませ
会社を「たたむ」にはどうすればいいですか
一度起業したからには、5年、10年、30年…
そしてそれ以上事業が継続できるよう、ご支援させていただいておりますが
なかには何らかの事情で「法人」として始めた事業を「たたみ」たい
というようなご相談もございます
法人成りして、個人事業を法人化したものの
数年経ってやっぱり個人事業にしたい方もいらっしゃれば
事業の撤退を考えられておられる方等、理由は様々ですが
会社として営業をしてきたものの、さまざまな事情によって
会社をたたむことになった場合
会社が消滅する(=たたむ)のはいつかご存知でしょうか
債務超過か否かで手続きが変わって参りますが
今回は債務超過ではないことを前提に
法人のなかでも比較的事例にしやすい株式会社をピックアップして
法務局への解散登記を行う方向性で会社を「たたむ」方向性について
ひとととりまとめてみました
株式会社において、取締役等の執行部において、自らたたむことを選択した場合
まずは株主総会で「解散する」ことを決議します
では、まずその解散したことを法務局に登記申請すれば
会社をたたんだことに…
…はなりません!
会社の登記簿謄本を取ってみた場合、なかには「年月日株主総会決議により解散」
と書かれたまま、何年も経過しているものをたまに見かけます
「解散登記」をしただけでは会社としては終了していないのですが
なんらかの理由があってか…あるいは誤解があってそのままになっているものと思われます
「解散」すると、会社として営業活動をやめることになります
ですから、株主総会で「解散」の決議をして
法務局で「解散登記」をすれば足りるように思えます
しかし、解散しても、今まで営業活動をしてきたので
それまでの売掛金などの債権の回収
事務所のテナントなどの解約
その他の事業活動に伴う債務の弁済、残余金があれば株主への分配のなど
これまでの事業に伴う財産関係の処理が残っています
したがって、会社を閉める場合には
「解散」の後に、財産関係の処理を行う「清算」業務をする必要があります
「清算」とは、書かせていただいたように、会社を終わらせるため
会社の財産関係の残処理をして
会社としての債権債務関係をなくして会社を終わらせることです
通常、株主総会の「解散」決議のときに、併せて
会社の清算業務を行う「清算人」を選んで、この人が財産関係の残処理をします
そして、この財産関係の残処理が終わったのであれば「清算結了」となります
この時点こそが、会社を閉めて会社の法人格が消滅するときとなります
最後にもう一度まとめると…
会社をたたむ場合は、まず株主総会で「解散」決議をし
併せて「清算人」を選任して、法務局にこれらの登記申請を行います
その後「清算」業務として、財産関係の残処理を行い
これが終わると「清算結了」となります
そしてこの旨も法務局に登記することとなります
このように、会社が誕生する会社設立の場面から
会社が消滅する「解散」「清算結了」の場面、あるいは事業譲渡等の場面まで
関わることがございますが、会社関係の諸問題
登記などございましたら、お気軽に幣事務所までご相談くださいませ
その新規事業の法人!本当に株式会社がベストですか?
ここのところ、株式会社以外の法人
例えば合同会社や一般社団法人、NPO法人、社会福祉法人などの
設立に関するご相談が増えてきたように思います
どの法人がいいですか?
…っと司法書士などの起業の専門家にご質問なさったときに
じゃあ「株式会社」ですね
というような回答を受けられた方もいらっしゃるのではないでしょうか
確かに株式会社がベストであることが多いのは事実です
しかし、お考えになられている事業規模や方向性、事業領域(ドメイン)は
どのようなものか、今後の戦略をどのようにしていくか等をきちんと考えた場合に
実は一般社団法人、NPO、社会福祉法人や合同会社での起業が
向いているというような場合もございます
一部地域で事業を起こされるというようなスモールビジネスや
比較的自由な組織デザインをしたい場合等
活用法はさまざまですし、向いているケースもさまざまですので
また少しずつご紹介させて頂きたいと思います
ご自身がお考えの事業にとって、どのようなスタイルの法人がいいのかで
お悩みの方、ちょっと聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら
お気軽に幣事務所にご相談くださいませ